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2019-05-21

死亡診断書


 

まずは簡単に資料の説明を

 

 

写真の真ん中の方に(ア)直接死因と書かれているのがわかりますかね?

例えばここが肺炎だったとしましょう。

では死亡原因が肺炎になるかというと、そうでは無いんですね。

その下に「(イ)(ア)の原因」「(ウ)(イ)の原因」とその症状が起きた原因を書いていきます。

最終的にその病気を引き起こした原因が死亡原因となるわけですね。(厚生省のルールに則って判断を変えるケースがあります)

 

仮にですよ(僕は書いたことが無いので聞いたことをそのまま書きます)肺がん患者が闘病中に心不全で亡くなった場合

(ア)直接死因が肺炎

(エ)(ウ)の場所に肺がん

と記載され、この人は肺がんで亡くなったという統計データにカウントされます。

厚生省の出す統計データは様々な場面で使われるのですが、そのデータの基本となるのは

医師の判断

原則的にですが、厚生省が出している死亡原因データの根本は医師の診断能力の集積というコトになるわけですね。

こうやって考えると、医者の仕事ってめちゃくちゃ世の中に影響を与えるわけですよ

大変ですね。

 

さて。僕が言いたいのはこんなコトではありません。

次にこれを見て欲しいのですが。

 

これね、がんセンターがネットで出しているモノです。

こうやって見ると抗がん剤ってやっぱり怖いですね。他の薬とは全く別物。

「死ぬ可能性がありますよ」と書かれているのと変わりません。

 

見て欲しい箇所は”肺”のところ

慢性肺炎

と書かれていますね。

 

少し話が逸れますが

骨髄障害、肺炎、そして発がん。

これらが抗がん剤の怖い副作用だと僕は思うんです。

3つ目の発がんを知ら無い人が実は多いのですが、医者はわかっていますよ。殆ど言わ無いですけど。

抗がん剤は、強力な発がん性物質です。

フリーラジカルを作る可能性が物凄く高いモノです。

 

 

僕は前から気になっていたんです。

最終的に肺炎で亡くなる方は、自然発生的に(抗がん治療をしなくても)肺炎になったのか?

それとも、抗がん剤を投与したから肺炎になったのか?

 

「抗がん剤が効いて肺がんは無くなりました‼︎・・・患者は死にましたけど」

 

とか笑い話にもならないわけですよ。

それだけキツイ薬ですから、死亡する可能性も十分にあり得るわけですね。

そこで知り合いの医療関係者3名に話を聞いてみました。

 

仮にですよ

大腸がん患者へ抗がん剤を投与

副作用により肺炎に・・・そして死亡。

という流れで亡くなったとするじゃないですか?

 

この流れを説明した上で

「抗がん剤の副作用により肺炎に・・・」

と言う文言は書くんですか?という質問をしたんですね。

そしたら、三人とも

「書かない」

と答えたわけです。

なぜですか?と聞くと

 

「抗がん剤が理由かどうかわからないから」

 

という返事なんですね。

「そんなコトを書く医者はいないよ」とまで言われました。

なるほど。ということで厚生労働省に電話をしてみました。




 

医療データ



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コメント4件

  • 木村眞樹子 より:

    いつも興味深くよませていただいています
    ちょっとだけ。
    循環器内科を生業としているものです

    ア 心不全
    イ 肺がん

    にはなることはまずないと思いますのでその点ご留意いただければと思いコメントさせていただきました

    あと
    抗ガン剤後に肺炎になる方は山ほどいます
    骨髄抑制から 日和見肺炎になる方、筋力低下から誤嚥性肺炎になる方
    間質性肺炎などは 抗ガン剤の副作用 といえるかもしれませんが それ以上に 感染性肺炎で亡くなる方が多いと思うので す
    お知り合いの医師の方もおっしゃられたことかと思いますが それ故 抗ガン剤 が死因 とは書きにくいのではないでしょうか

    • kenkonosusume より:

      ありがとうございます^ ^例えで書いたのですが訂正しておきますね。

      感染性肺炎の所をもう少し詳しく教えて欲しいですm(_ _)m

  • 木村眞樹子 より:

    普段からがんと向き合っている医師の知見には到底及びません
    あくまで 非がん治療医の戯言です

    肺炎 と一言でいっても様々あります
    大きく
    ・感染性(細菌、ウイルス、真菌 他
    ・非感染性(間質性肺炎、器質化肺炎 他
    と分けるとすると 抗ガン剤の副作用で 直接 感染性になることはありえません。
    がんをもっている方はそれだけで 易感染性宿主 といって 普通の人よりも感染に弱いです。また、抗ガン剤の副作用にはほぼ必発の 骨髄抑制 があります。これにより感染のリスクはとても高くなるので 無菌室などが必要になります
    闘病生活により体力の衰え もあるでしょう、すると嚥下機能の低下を引き起こし、誤嚥から誤嚥性肺炎(通常 肺は無菌です、食べ物や唾液が肺に入ることでそこについた細菌が繁殖し肺炎を引き起こします)になる可能性も高いと言えます
    これらは もとは がん を基礎疾患とし そこから派生した病気 ということなので原因は がん ということになります

    昔 イレッサ(ゲフィチニブ)という抗ガン剤が話題になったことがあります。私も医師になる前でしたが知っているので一般的によく知られた話と思います
    この薬は 肺がんの 夢の薬 と期待されましたが 間質性肺炎 という副作用で亡くなる方が相次いだことから 注意喚起がされ 事前に副作用を引き起こしやすい人 をスクリーニングする努力がなされるようになっています
    様々ある抗ガン剤の添付文書を読み込んでいるわけではないのでわかりませんが
    慢性肺炎 という書き方だと 非感染性肺炎をさしているのではないかと思います

    長々 駄文で失礼いたしました
    未病 や 病気を予防する ということにとても興味があります
    医師は 病気になってしまったところからどうするか という場合が多いですからね
    医療に対して色々な意見がありますが 少なくともわたしの出会った医師は 病気を治そうという人しかいません、がん治療医で 死なせようと治療薬を使う人はいません むしろ疑問を抱きながらでも「生かすための治療」を行わないといけないことも あります
    医療の中で疑問を持った場合にはその場で担当医と十分にお話してもらいたいです
    医師としても本人 家族が十分に受け入れた状態でないと医療はできないと感じています

  • 中村一茂 より:

    こんにちは。
    いつも思っていました。
    芸能人が癌を発表するたび。

    元気だったのに発表して1、2年で亡くなる。

    あのまま知らないでいたらちょっと具合悪いなくらいで数年は長生きしてるんじゃないか?と。

    嫁さんにそれを言ったら

    生きてる人もいるからそんな事は無いと。
    抗がん剤は悪くない。

    それはたまたま部位が良かったか、早期、だったからじゃないかな?と言いましたが。

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